太田胃散
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太田信義
○ 文化人 太田信義

明治維新後、太田信義は明治政府に出仕し、大阪在中に持病の胃病を患い緒方拙斎の診断を受け、その処方薬を服したところ治癒したので以来この胃散を愛用した。
この処方薬はオランダ人医師ボードウィンによるもので、当時の胃腸薬とすれば画期的なものであった。

信義は緒方にその処方を懇願し胃腸薬を製造した。これが「雪湖堂の胃散」であり「太田胃散」の誕生である。これを販売すると大好評で現在でも服用されている。信義はまた、頼山陽の名著『日本外史』『日本政記』の版権が頼家より転売されていたのを奔走して買い求め、頼家に戻した文化人でもあった。